vol 2. 海老の命名について

海老の語源は、熱するとブドウのエビ色になることからエビと 呼んでおり、
エビの長い髭が腰の曲った長寿の老人に姿が似ていることから「海老」の文字をあて
である。
このことから、古来、賀寿(コトブキイワイ)、 また蓮菜盤中や門松などの飾りに用いて
たのは、寿を祝し、老を慕う・・・ という意味あいがあるそうです。
また、赤い色彩も古来魔除けの色とされており赤い色を使った達磨や
還暦の時の赤いチャンチャンコなどかかせないものとなっているそうです。

室町時代の武士なども縁起をかついで、エビの殻のような刻みをつけ、
朱塗りにした鞘の刀を腰に差すのが流行したがそれは色と形がクルマエビに似ているとこ
ろから海老鞘巻と呼んでいたそうです。

縁起物の代表格ともいえる海老を好む人の運勢が、良くなると考えられたのが当然の
ことであろうし、
次第に運が良くなるとして晩年になるほど運が良くなるとしたのでしょう。  

『和漢三才図会』によると「煮ると色は紅色に変わり、形は車輪のように曲がる故の命名」とあり
また江戸時代各地で多く獲れたことが『本朝食鑑』にも記載されており、 『本草綱目啓蒙』には「曝乾すは十尾ごとに縄に連ねて、薩摩より出す」とあります。

大きさによって呼名が変わり、業界用語では10p以下(約20g)のものは「小巻」「鞘巻(さえまき)」、順に「中巻」「巻」となり、 20p前後(20〜40g)で「車蝦」と呼ばれる様にな
ります。30p(100g)近くになる大きいものは「大車」と呼ばれます。

漢字の「蝦」は遊泳型のエビを示し、虫偏になっているのは、目が昆虫と同じ複眼であったり、 外見が虫に見えるからでしょう。
かなりぴょんぴょん跳ねます。
私もつかむたびに、おしりの角で刺されます。痛いです。また、伊勢海老は歩くエビ、歩行型であることから「海老」と区別しています。

英語でエビといえば、「Shrimp」、歩くエビ類は「Lobster」と呼びます。
伊勢海老類など歩くエビ意外の泳ぐエビは、比較的大型で商品価値の高いクルマエビ類と小型の小エビ類におおざっぱに分けられます。
アメリカ英語では泳ぐエビはすべて「Shrimp」と呼びますが、
本場、イギリス英語ではクルマエビ類を「Prawn」、小エビ類を「Shrimp」と区別して呼んでいるそうです。


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